2020年 05月 06日
北欧祭り |
1月に「ハマスホイとデンマーク絵画展」を観て以来、”ヒュッゲ”が気になるワードになっていた。
数年前にクローズアップされた時は、書店でもヒュッゲに関する本を集めたコーナーというのも見かけて
何冊か手に取ってはみたものの、あまりピンとこなかった。
アマゾンで検索してヒットした中で読んでみたいと思ったのが、この本
著者はデンマークで「ハピネス・リサーチ研究所」というシンクタンクのCEO。
「世界でもっとも幸せな国」で常に上位にランクインするデンマークの所以を
”ヒュッゲ”という視点から検証したもの。
研究所というだけあって、さまざまなデータに基づいているのだが、
といって学術的なおカタイ文章ではなく、表紙のイメージからしても
かわいいイラストや写真がふんだんに盛り込まれていて、
”ヒュッゲ”という感覚的なものをわかりやすく、具体的に説いてある。
ヒュッゲなシチュエーション、ヒュッゲな食べ物、ヒュッゲな過ごし方、
五感で味わうヒュッゲ・・・
この本を読み始めたのは、在宅勤務が始まってから。
仕事が終わって、机の上からダイニングテーブルへ移って、まず音楽をかける。
紅茶を淹れて、毎日少しずつ読む。そうやってオンとオフの切り替えをする貴重なひととき・・・
まさに私にとってのヒュッゲである。
著者のお人柄が窺えるような、暖かみが感じられる文章も、その日の疲れを流してくれた。
奥付を見ると、日本でこの本が出版されたのは2017年。
最後の章に書かれたの(以下)は、現在の状況に通じる内容でもある。
現実を直視すると、私たちの生活はバラ色の天国というわけではありません。しかしヒュッゲとは、むずかしい状況の中でも、今持っているものを上手に活かすことであり、日々の生活にしっかりと根を下ろすことなのです。
最後に、ヒュッゲとと幸福のかかわりをもっとも的確に表現したベンジャミン・フランクリン(アメリカの政治家)の言葉を紹介しましょう。
幸福とはめったに起きない大きな幸運が生み出すものではなく、日々の暮らしの中でちょっと助けられたことや、小さな喜びが積み重なって生まれるものだ。
(後略)
前回のエストニアに続いて、私の頭の中はすっかり北欧で占められている。
ヒュッゲの本のもう少し前に、読もうと思って買っておいた本
シアトルに在住していたコーヒー好きの女の子が、フィンランドが世界一のコーヒー消費国だと知り、
それをきっかけに興味を持って出かけたら、サウナにもハマって遂に本の出版に至ったほど。
冒頭で
今、悩みや迷いがある、なんだかモヤモヤしている、自分の中の何かを変えたい、正直疲れ切っている……。はい、それならフィンランドへ行きましょう!冗談じゃなくて、まじめに言っています。フィンランドは「心の洗濯」ができる国だと思っているからです。
と言っているほど、終始熱いフィンランド愛があふれている。
準備編から始まって、初心者向けのヘルシンキ編、
好きなこと、好きなものを深堀りするヌークシオ・ロヴァニエミ編、
ディープなタンペレ・ユヴァスキュラ編、
そして、人生で大切なことを学んだイナリ編で結んである。
著者自身の描くカワイイイラストや写真で懇切丁寧に紹介していることからも、
愛の深さが伝わってきて、私の行きたい欲も増大する。
フィンランドは幸福な国ランキングの1位である。
サブタイトルは「フィンランド人はどうして幸せなの?」
「ノニーン!」は、フィンランド語だそうだ。
声のトーンや場面によって愛情や嫌悪感まで、いろんな気持ちや意味合いを表現できるとある。
多様なノニーンの表現は、フィンランド人の生き方そのものだとも。
例として、
「ありがとう」をいっぱい口にする →「ノニーン!」
金曜日の夕方は、家族とともに。 →「ノニーン!」
心がざわざわしてくると、森に行く →「ノニーン!」
ママが仕事でもパパが家にいる →「ノニーン!」
日本語で表すなら、「そう」「まぁ」「そうだね」の感じ。
うーん、未読なので現時点ではまだよくわかっていないが、
本の帯によると、美術史家のフィンランド人スサンナと、
文化プロデューサーの肩書を持つ日本人のヒロコによる
幸福になるための80のヒントがつまった本らしい。
ちなみに日本は世界幸福度ランキングでは54位とのこと。
まずは私も少しヒュッゲを意識して見つけてみようかな。
なんて、思っていたら、、、
おやおやこんなものが。
栃木県足利市に工房があるらしい。お店ではなく、イベントや、
特定のお店への委託販売をしているようだ。
前回のエストニアのチョコレート然り、甘いものに合うお茶は
アンシャンテのサモワール。ラプサンスーチョン(松で燻した中国の紅茶)の
スモーキーな味。
アンシャンテはいろんなおいしいお茶があるけれど、一番好きなのはこれかも。
最初に挙げたヒュッゲの本に、1年を通してヒュッゲを楽しむという項があって、
その中の「テーマを決めて過ごす」から以下抜粋
夏休みに家族で旅行する予定の人は、この時期に旅先でのヒュッゲを先取りするのがよいでしょう。
(中略)
旅行の予定がない人は、以前訪れた国をテーマにしてもいいし、いつか行きたい場所を選んでもいいでしょう。自分がその国へ行けないなら、自分の家にその国を持ち込めばいいのです!
数年前にクローズアップされた時は、書店でもヒュッゲに関する本を集めたコーナーというのも見かけて
何冊か手に取ってはみたものの、あまりピンとこなかった。
アマゾンで検索してヒットした中で読んでみたいと思ったのが、この本
著者はデンマークで「ハピネス・リサーチ研究所」というシンクタンクのCEO。
「世界でもっとも幸せな国」で常に上位にランクインするデンマークの所以を
”ヒュッゲ”という視点から検証したもの。
研究所というだけあって、さまざまなデータに基づいているのだが、
といって学術的なおカタイ文章ではなく、表紙のイメージからしても
かわいいイラストや写真がふんだんに盛り込まれていて、
”ヒュッゲ”という感覚的なものをわかりやすく、具体的に説いてある。
ヒュッゲなシチュエーション、ヒュッゲな食べ物、ヒュッゲな過ごし方、
五感で味わうヒュッゲ・・・
この本を読み始めたのは、在宅勤務が始まってから。
仕事が終わって、机の上からダイニングテーブルへ移って、まず音楽をかける。
紅茶を淹れて、毎日少しずつ読む。そうやってオンとオフの切り替えをする貴重なひととき・・・
まさに私にとってのヒュッゲである。
著者のお人柄が窺えるような、暖かみが感じられる文章も、その日の疲れを流してくれた。
奥付を見ると、日本でこの本が出版されたのは2017年。
最後の章に書かれたの(以下)は、現在の状況に通じる内容でもある。
現実を直視すると、私たちの生活はバラ色の天国というわけではありません。しかしヒュッゲとは、むずかしい状況の中でも、今持っているものを上手に活かすことであり、日々の生活にしっかりと根を下ろすことなのです。
最後に、ヒュッゲとと幸福のかかわりをもっとも的確に表現したベンジャミン・フランクリン(アメリカの政治家)の言葉を紹介しましょう。
幸福とはめったに起きない大きな幸運が生み出すものではなく、日々の暮らしの中でちょっと助けられたことや、小さな喜びが積み重なって生まれるものだ。
(後略)
前回のエストニアに続いて、私の頭の中はすっかり北欧で占められている。
ヒュッゲの本のもう少し前に、読もうと思って買っておいた本
シアトルに在住していたコーヒー好きの女の子が、フィンランドが世界一のコーヒー消費国だと知り、
それをきっかけに興味を持って出かけたら、サウナにもハマって遂に本の出版に至ったほど。
冒頭で
今、悩みや迷いがある、なんだかモヤモヤしている、自分の中の何かを変えたい、正直疲れ切っている……。はい、それならフィンランドへ行きましょう!冗談じゃなくて、まじめに言っています。フィンランドは「心の洗濯」ができる国だと思っているからです。
と言っているほど、終始熱いフィンランド愛があふれている。
準備編から始まって、初心者向けのヘルシンキ編、
好きなこと、好きなものを深堀りするヌークシオ・ロヴァニエミ編、
ディープなタンペレ・ユヴァスキュラ編、
そして、人生で大切なことを学んだイナリ編で結んである。
著者自身の描くカワイイイラストや写真で懇切丁寧に紹介していることからも、
愛の深さが伝わってきて、私の行きたい欲も増大する。
フィンランドは幸福な国ランキングの1位である。
サブタイトルは「フィンランド人はどうして幸せなの?」
「ノニーン!」は、フィンランド語だそうだ。
声のトーンや場面によって愛情や嫌悪感まで、いろんな気持ちや意味合いを表現できるとある。
多様なノニーンの表現は、フィンランド人の生き方そのものだとも。
例として、
「ありがとう」をいっぱい口にする →「ノニーン!」
金曜日の夕方は、家族とともに。 →「ノニーン!」
心がざわざわしてくると、森に行く →「ノニーン!」
ママが仕事でもパパが家にいる →「ノニーン!」
日本語で表すなら、「そう」「まぁ」「そうだね」の感じ。
うーん、未読なので現時点ではまだよくわかっていないが、
本の帯によると、美術史家のフィンランド人スサンナと、
文化プロデューサーの肩書を持つ日本人のヒロコによる
幸福になるための80のヒントがつまった本らしい。
ちなみに日本は世界幸福度ランキングでは54位とのこと。
まずは私も少しヒュッゲを意識して見つけてみようかな。
なんて、思っていたら、、、
おやおやこんなものが。
栃木県足利市に工房があるらしい。お店ではなく、イベントや、
特定のお店への委託販売をしているようだ。
前回のエストニアのチョコレート然り、甘いものに合うお茶は
アンシャンテのサモワール。ラプサンスーチョン(松で燻した中国の紅茶)の
スモーキーな味。
アンシャンテはいろんなおいしいお茶があるけれど、一番好きなのはこれかも。
最初に挙げたヒュッゲの本に、1年を通してヒュッゲを楽しむという項があって、
その中の「テーマを決めて過ごす」から以下抜粋
夏休みに家族で旅行する予定の人は、この時期に旅先でのヒュッゲを先取りするのがよいでしょう。
(中略)
旅行の予定がない人は、以前訪れた国をテーマにしてもいいし、いつか行きたい場所を選んでもいいでしょう。自分がその国へ行けないなら、自分の家にその国を持ち込めばいいのです!
by rio-caminho_tanmi
| 2020-05-06 23:48
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